前回に引き続き、「後編」エピソード視聴の感想をまとめます!
【注意】初心者のため誤った解釈をしている恐れがあります。
タイムコードを書いておきましたので、詳細は動画をご参照ください。
目次
グッときたポイント
1. Web3.0は「ユーザー(個人)」がデータの「所有権」を持てるインターネット(12:30)
概要は以下の通りです。
- Web2.0(現在)の世界では、データの所有者は「プラットフォーム(企業)」
- プラットフォームが大きくなるほど、強さは「プラットフォーム > ユーザー」
- 広告モデルの構造が生む、この「矛盾」「良くないサイクル」(21:50)
- 解決策としての「Web3.0 / トークン」(37:00)
3点目の「(会社の規模に比例して増大する)矛盾」が、もう悪夢みたいです。
- 企業(営利団体)の使命は「利益向上」
- 広告ベースの世界で勝敗を分けるのは「ユーザーのお金とデータをどれだけ取れるか」
- やらなきゃ他(の企業)がやるだけ→負けてしまう
- やらない(利益がない)ならサービスへの再投資もできない→負けてしまう
「利益」と「ユーザー貢献」とは必ずしも一致しない、というのは認めたくないですがやはり納得感があります。
「給与と余暇時間」「成長とストレスフリー」のバランスを取ることの難しさと似たものを感じました。
あとは個人的なところで、ブログやTwitterの「質とPR」です。
- 発信するからにはたくさん読んで(できれば好意的な反応も)ほしい
そのためには、
- 「注目されやすい/よりニーズがありそうな」内容を扱ったり
- 「検索に強くなる」工夫をしたり
- 「PR活動」をしたりすべき
でも、
- そもそもの目的は「それ」じゃない!
という最近感じるジレンマとも似てるなと思いました。
私の場合は「趣味」なので結局は「私がどうしたいか」で決めればいい話ですが、生き残りがかかっている企業だとそうもいかない。大変だろうなと思いました。
2. 「Web2.0」ほどの「詐欺」はない?(32:00)
- なぜならクリエイターの報酬が、ほぼ「いいね(拍手)」だけだから
- 「Web3.0」はクリエイターの取り分が増える、クリエイタードリブンな世界
これはまさに目からウロコで、『サピエンス全史』を読んだときの「衝撃」と似た感覚を覚えました。
*「農業革命は罠」という話
犯人は、小麦、稲、ジャガイモなどの、一握りの植物種だった。ホモ・サピエンスがそれらを栽培化したのではなく、逆にホモ・サピエンスがそれらに家畜化されたのだ。(p.107)
正気の人間がなぜわざわざ自分の生活水準を落としてまで、ホモ・サピエンスのゲノムの複製の数を増やそうとするのか? じつは、誰もそんな取引に合意したわけではなかった。農業革命は罠だったのだ。(p.112)
考えてみれば、リアルの世界で「作品が無料」「報酬が拍手のみ」という方が少ない。固定観念を覆されました。
「Web3.0」の世界でクリエイターさんのマネタイズ効率が上がったら、コンテンツの種類もクリエイターに「なる」人も増えそうだなと思いました。
そうなると「副業」を始め「働き方」そのものも変わりそうです。
3. 結局のところ「Web2.0」のサービスは「レンタル」(38:30)
- BANされたら無くなる
- 独自ドメインとて、安心できない
独自ドメインを取得したばかりなんですが、見ないふりをしていた「リスク」を突きつけられました。
アナログ寄りな人間としては「データ」は心許なくて、「もっと記事数が増えたら、バックアップ的なこともちゃんと調べよう」とも考えていたので意識を高めてもらえる内容でした。
4. 「Web3.0」はチャンス。参入する余地はまだある!(1:13:00)
熱いメッセージに心を打たれました。
テクノロジー業界に入れる(かもしれない)プログラミング学習者として、押さえておきたいお話です。
余談:コメントをいただけて嬉しい(ネットってすごい)
有り難いことに、ポッドキャスト制作者のお一人・宮武さんからコメントをいただけました!
感想ありがとうございます!
— Tetsuro Miyatake (@tmiyatake1) 2022年1月13日
コマースベースの世界のコメントで人それぞれの価値のポイントはまさにそうだと思います!コマースの世界 = 自由市場、いわゆる人が価値があると思ったものが売れるという話かなと思ってます。
エピソード91の感想もお待ちしてます!
こちらのコメントの
コマースの世界 = 自由市場、いわゆる人が価値があると思ったものが売れるという話
部分が特に印象的です。
「Web3.0」との関わり方もそうですが、「自分が何に価値を感じるか」について考え続けることは、ますます大事になってくるのではと感じました。
お手本にすべき確固たる「前例」や「正解」が(比較的)ない世界。ワクワクする反面、難しさもありそうです。
*さらに余談ですが宮武さんは「まさに」が口癖だと勝手に認識していて、話し手としてそんな相槌を打たれたらさぞかし気持ち良いだろうなと思っていたので「まさに」をいただけて感激です。
終わりに
テクノロジー業界の話は「難しそう」という先入観で敬遠していたんですが、切り口が変われば興味が出てくるものなんですね。
今後も試聴して、勉強させていただきたいと思います!
<今日のISSEKI>
決めつけ過ぎない。たまにはコンフォートゾーンを出てみる。